ヨロッコビール Delight Called Quest

ヨロッコビール Delight Called Quest
ジンの樽で寝かせたセゾン。
複雑な経歴を経て、リリースされた商品なので、経歴を最後に書いておきます。
ジンのハーブっぽい風味が、穏やかに香るセゾン。
ラムネのような甘い風味も感じられる。
和柑橘っぽい風味や、ベリーも少し。
甘やかで瑞々しく、フルーティー。
穏やかな酸味があり、ブレタノマイセス独特の風味も少々。
ボディはやや軽め。
スッキリとしたビールなので、今の時期にちょうどいい感じ。
もう少し寝かせてみても面白そうだけど、今が飲み頃かもしれない。
もし、もう1本手に入るようだったら、1年くらい寝かせてみたいな。

アルコール度数5.5% IBU?

笑顔のアイコンの意味は、概ね以下のとおりです。

110_h_24110_h_24 最高に美味しい

110_h_24    とても美味しい

106_h_24          美味しい

以下、なんちゃって英訳。
間違っているところや変なところもあるとは思うけれど、今は、これが精一杯。

A Saison aged in gin barrels.
A Saison with a gentle aroma of gin’s herbal notes.
You can also detect a sweet, ramune-like flavor.
It has notes of Japanese citrus and a hint of berries.
It’s sweet, refreshing, and fruity.
It has a gentle acidity and a slight hint of the distinctive flavor of Brettanomyces.
The body is slightly light.
It’s a crisp beer, so it feels just right for this time of year.
It might be interesting to let it age a bit longer, but now might be the perfect time to drink it.
If I can get my hands on another bottle, I’d like to let it age for about a year.

長野県の野尻湖畔に蒸留所を構えるクラフトジンの生産者Yamatoumi。東京の原宿で厳選された食料品を扱うeatrip soil。
このビールは、2024年の6月にeatrip saison「soil みんなのよろこびーる」として仕込んだ、東京と長野のハーブを使って仕込んだセゾンがベースになっています。
時系列が交差するので分かりづらいのですが、そのベースのビールの一部を、ヨロッコのブルワリーにて木樽に移して1年以上寝かせました。(2024.7月〜2025.11月)これは通常のバレルセゾンと同様のアプローチで、野生酵母(ブレタノマイセス)も添加しています。
同時に、ベースのビールの一部を長野のYamatoumi蒸留所へと運び蒸留 (2024.8月)しました。その蒸留酒は、蒸留後にフレンチオークの木樽で寝かされたのちに「rejoice」と言う名前でYamatoumiよりリリース。(2025.7月)
その後、蒸留酒が入っていた木樽を、長野からヨロッコブルワリーへ運び、寝かせていたセゾンをその木樽(ジンバレル)へと移し、数ヶ月さらに寝かせたのちにボトリングしたのが、こちらのビールです。

つまり同じビールが枝分かれして、ビールと蒸留酒になり、その蒸留酒が入っていた木樽にて最後のフィニッシュを行ったということです。
蒸留所で使っていた木樽にはジンの香りが染みついていますので、最終的にはその香りがこのビールに付与されたこととなります。

もともとのハーブの香り(東京・長野)、セゾンのキャラクター、野生酵母のファンキーさ、樽香、ハーブを使ったジンのフレーバー、そもそもそのジンは同じビールから蒸留されたもので….。

複雑すぎて混乱しますね。もはやこれはビールなのか?なんなのか?
端的に説明することは難しいのですが、いくつものストーリーが複雑に絡み合ったユニークな液体であることは間違いありません。

瓶詰めからはすでに半年ほど経過していますので、すぐに飲むこともできますが、おそらく1〜3年ほどは好ましい変化が楽しめるかと思います。
同じものはもう2度と作れないでしょうし、時間と労力を考えると2度とやらない可能性の方が高いのですが、「探求という名の喜び」は何にも変え難く、実現できたことに感謝。

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